STM32F401 PWM制御のやり方・使い方

 

CubeMXでピンの設定を行う

今回はSTM32でPWM制御をやってみたい。
どうやら、TIMというものを使って行っていくらしい。

その中でも、TIM6とTIM7というものが割と使いやすいものらしい。
しかし、STM32F401にはTIM6やTIM7といった設定が見当たらない・・・。
調べたら、TIM2を使って似たようなことをやっている人がいたので、その人の記事を参考にしてやっていこうと思う


ピンの設定を行う。
参考記事通りに今回はオンボードのLEDを使っていこうと思う。

まずは「PA5」を「TIM2_CH1」に変更する。

ピンの設定で「Timers」→「TIM2」を選択する。
「Mode」の「Channel1」を「PWM Generation CH1」にする。

「Prescaler」を0から「3」にする。
「Counter Period」を「999」にする。


設定できたら、保存を行いソースコードの更新を行う。


main.cでプログラムを書いていく

参考記事には「static void MX_TIM2_Init(void)」関数内にある
「TIM_masterConfigTypeDef smasterConfig」と「TIM_OC_InitTyapeDef sConfigOC」をグローバル変数にすると書いてあるので、まずはその二つをこんな感じにコメントアウトしておく。

static void MX_TIM2_Init(void)
{

  /* USER CODE BEGIN TIM2_Init 0 */

  /* USER CODE END TIM2_Init 0 */

  //TIM_MasterConfigTypeDef sMasterConfig = {0};
  //TIM_OC_InitTypeDef sConfigOC = {0};

  /* USER CODE BEGIN TIM2_Init 1 */

  /* USER CODE END TIM2_Init 1 */
  htim2.Instance = TIM2;
  htim2.Init.Prescaler = 3;
  htim2.Init.CounterMode = TIM_COUNTERMODE_UP;
  htim2.Init.Period = 999;
  htim2.Init.ClockDivision = TIM_CLOCKDIVISION_DIV1;
  htim2.Init.AutoReloadPreload = TIM_AUTORELOAD_PRELOAD_DISABLE;
  if (HAL_TIM_PWM_Init(&htim2) != HAL_OK)
  {
    Error_Handler();
  }
  sMasterConfig.MasterOutputTrigger = TIM_TRGO_RESET;
  sMasterConfig.MasterSlaveMode = TIM_MASTERSLAVEMODE_DISABLE;
  if (HAL_TIMEx_MasterConfigSynchronization(&htim2, &sMasterConfig) != HAL_OK)
  {
    Error_Handler();
  }
  sConfigOC.OCMode = TIM_OCMODE_PWM1;
  sConfigOC.Pulse = 0;
  sConfigOC.OCPolarity = TIM_OCPOLARITY_HIGH;
  sConfigOC.OCFastMode = TIM_OCFAST_DISABLE;
  if (HAL_TIM_PWM_ConfigChannel(&htim2, &sConfigOC, TIM_CHANNEL_1) != HAL_OK)
  {
    Error_Handler();
  }
  /* USER CODE BEGIN TIM2_Init 2 */

  /* USER CODE END TIM2_Init 2 */
  HAL_TIM_MspPostInit(&htim2);

}

読んでみた感じだと、「sConfigOC.Pulse」に数値を入れるとデューティー比が変化するとのこと。

あとは参考記事通りに、コメントアウトした2行をグローバル変数として追加。
プログラムも参考記事通りに書いてみた。

実行結果がこのようになる。




とりあえず参考記事通りに出力の変化を行うことが出来た。
TIMは時間の制御が行えることなので、次はLチカをやっていこうと思う。






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