C言語のおさらい 繰り返し処理 while文の使い方

 

同じ処理をするデータが複数あるとき、それぞれ一つのデータごとに書いていくのはとても効率が悪い。そこで、処理を繰り返すことにより複数のデータの処理を1回で済ませられる繰り返し型の文を使えば、効率的である。
繰り返し型には「while文」と「for文」の二種類がある。
今回はwhile文についてまとめる。

while文の書式

while文には、前判定型の「while文」と後判定型の「do while文」がある。

while文の書式(前判定型)

while(条件式){
 繰り返し処理したい文1;
 繰り返し処理したい文1;
}

do while文の書式(後判定型)

do {
 繰り返し処理したい文1;
 繰り返し処理したい文1;
}while(条件式);


  • while(条件式)の条件式には通常比較を行う式を書く。
  • 条件式が成立している間、{}内の文を繰り返して処理を行う。

while文を書いてみる

実際に以下のプログラムを実行してみる。

#include <stdio.h> 
int main(void) {

 //変数の宣言
 int loop;

 //入力
 loop = 1;

 //処理
 while (loop <= 3) {
  printf("ループ回数:%d\n", loop);
  loop = loop + 1;
 }
 return 0;
}

実行結果がこうなる。

while文の注意点

前判定型と後判定型の違いは、繰り返し処理の最低実行回数が0回か1回かということ。
実際にそうなかプログラムを書いてみる。

#include <stdio.h> 
int main(void) {

 //変数の宣言
 int loop;
 int doloop;

 //入力
 loop = 1;
 doloop = 2;

 //処理
 while (loop == doloop) {
  printf("前判定したよ\n", loop);
 }

 do {
  printf("後判定したよ\n");
 } while (loop == doloop);

 return 0;
}

実行結果がこうなる。

このプログラムだと前判定型も後判定型も条件が成立していないが、それでも、後判定型は繰り返し処理を1回行っている。このことだけは注意する。






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