C言語のおさらい printf関数の使い方

 


C言語プログラムのベース

C言語プログラムのベースフォーマットは以下のような記述がある。

#include <stdio.h> 
int main(void){

    
 return 0;
}

#include <stdio.h> 
void main(void){

    
 rewind(stdin);
 getchar();
}

見比べると違う部分があるが、共通して書かれている部分がある。
1行目に「#include <stdio.h>」を記述している。
これはヘッダファイルと呼ばれるもので、C言語を使うならこの文は覚えておくといい。
これは標準関数と呼ばれ、最初は説明されても意味が分からない。
とりあえず、書いておくものとだけ覚えればいい。

①の「return 0」と②の「rewind(stdin);」「 getchar();」の説明もここではしない。
同じく、最初に説明されても意味が分からない。

とりあえず初心者は、①か②のフォーマットを記述してからプログラムを記述していくといい。
一般的なのは、①の記述方法である。記述量が少ないから一般的。

画面文字を出力する関数 printf() 関数

printf() 関数は、C言語でディスプレイに出力するときに使う標準関数。
標準関数とは、よく使用される機能をまとめた関数です。これは、ANSIにより規格化された関数で、C言語で書かれたプログラムで動くすべてのコンピュータに共通して使うことができる。

定数の出力

printf() 関数を使うには、「#include <stdio.h>」という記述が必要になる。
Visual Studio 2019なら記入すれば自動で使えるようになるので、忘れずに記入すること!
printf() 関数がどういう機能を持つか記述してある。ほかにも、標準関数と呼ばれるものはすべてに使うので必ず記入すること。

文字の出力

実際に、プログラミングしてみる。
以下のコードをVisual Studio 2019で書いてみよう。
プロジェクトの立ち上げ方→リンクはる

 #include <stdio.h> 
  int main(void){
        
         printf("C言語書いてみる");
    
  return 0;
 }
ビルドして、デバックするとこのような画面になれば成功。

改行する

改行を行うときは、改行コードというものを記入しなければならない。
改行コードは「\n」である。
改行コードは画面に表示されない。

 #include <stdio.h> 
  int main(void){
        
         printf("C言語書いてみる\n");
         printf("改行してみた");
    
  return 0;
 }


上の画像のようになれば成功。

変数の出力

変数の表示は文字の表示と書き方が少し違う。
printf() 関数で変数の内容を表示するには、表示したい変数のほかにどんな形式で表示するか指定しなければならない。表示する形式のことを「書式」、表示したい変数を指定する部分を「引数」という。

書式の指定は「%」と特定の文字を組み合わせて行う。
  • %d ・・・整数を10進数で表す
  • %f ・・・実数を10進数で表す(小数点以下の数値)
  • %s ・・・文字列をそのまま表す
  • %c ・・・1文字をそのまま表す
書式の指定はほかにも種類があるが、基本的にこの4つを覚えておけば大丈夫。

書式と引数を使った書き方はこんな感じになる。
#include <stdio.h> 
int main(void) {

 //変数の宣言
 char x;
 int y;
 float z;

 //入力
 x = 65; //65はアスキーコードでAという字になる
 y = 70;
 z = 5.12;

 //出力
 printf("変数xは10進数で%d、文字で%cです。\n", x, x);
 printf("変数yは10進数で%dです。\n", y);
 printf("変数zは10進数で%fです。\n", z);
 printf("%sさん、こんにちは\n", "taku");
 printf("羊が%d匹、羊が%d匹、羊が%d匹\n", 1, 2, 3);

 return 0;
}

上のプログラムをデバックすると、表示結果がこのようになる。


printf() 関数にはこのような特徴がある。
  • 書式と引数は並んでいる順番に対応する。
  • 文字や改行コードも一緒に書ける。
  • 引数には、変数を指定する。
  • 引数には、定数も指定できる。
    • 数値はそのまま記述する
    • 文字列を指定する場合は「”」で囲む。

まとめとして



  • printf() 関数の書き方は2種類ある。
    1. printf("表示したい文字列");
    2. printf("書式1、書式2", 引数1 ,引数2);
  • 改行したいときは改行コード「\n」を使う。


出力の基本はこのような感じになる。




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